メンヘラ芸は流行らない

まずはメンヘラ芸について(私の解釈ではあるが)説明しよう。メンヘラ芸とは自身の病み、闇を面白おかしく、時に明るく昇華したもののことである。
私自身、(闇が浅いため最近はあまりしていなかったが)メンヘラ芸を好み、行ってきた。

さて、話は変わるが最近私は新たなフォロワーを開拓するためメンヘラ界隈の様々なアカウントを巡っていた。
そこで私はメンヘラ界隈のアカウントたちに対して思ったことがある。
メンヘラたちのアカウントの多くがつぶやいている内容は学校が嫌なこと、親が嫌なこと、誰かに愛されたいこと等々日頃の鬱憤である。これらの多くは自己完結で終わっており、フォロワーはそのツイートを評価するから反応するのではなく友達だから、自分の心情に似ているから、はたまた"この内容に該当するものは反応しろ"と書いてあるから反応するのである。メンヘラ界隈とはごくごく狭いコミュニティ内での馴れ合いで繋がっている界隈と呼べる。
そのような界隈で評価されるツイートというのはやはり上記したような病み垢達の共感を得るツイート、つまり鬱々とした暗いツイート達なのである。

これらを踏まえた上で話を戻そう。メンヘラ芸はその名の通りメンヘラがするものである。つまり、メンヘラ界隈で生まれるものだ。しかし、それは残念なことに周りのメンヘラ達のニーズには合っていない。彼女達は内容の面白さというものは一切求めていないのだ。
そういうことからメンヘラ界隈では
メンヘラ芸は流行らない
というわけである。

私個人の意見としては暗いものを暗いものとして吐き出すよりもそれらを明るい内容に変換したものにこそ価値があると考えているだけにそれを理解しないメンヘラ界隈のアカウント達には失望すら感じる。

それでも私はこれからもメンヘラ芸はしていくし、メンヘラ芸をするアカウントを陰ながら応援していきたいと考えている。
いつかメンヘラ達があたり一面の暗闇よりも光の中の闇の方が暗く、美しく見えることに気づくことを祈って。