たまにはいいお話でも

 日頃、しょうもないことばかり言っている私だが、たまにはいいお話をしようと思う。道徳の教科書にでも載っていそうな話ではあるが読んでいただきたい。

 私はクソ人間である。具体例を挙げるなら、与えられた仕事はしない。したとしても期限は守らない。人に嫌われていると勝手に思い込み殻に閉じこもる。ゆえに誰からも信用されない。そんな状態なので人が怖くて外に出ず家に引きこもり、ネットの世界へと逃げ出す。頭の中は死なせてくれの6文字がグルグルと回る。
これが私のリアルでの姿である。

こんな私のことである。今は、いや、この先もずっと誰かのためにできることなんて何もないと考えていた。考えて"いた"のである。

 先日、私の元に私が尊敬するとある女の子からメールが届いた。
あえて内容は省かせてもらうが、やりとりをするうちに彼女は私に「あなたの一言が嬉しかった。ありがとう。」というような内容の返事をくれたのだ。

 私はこの夜涙を流した。久々の嬉し涙である。前述したような私である。最後のありがとうはもしかしたら2年ほど前の元カノからの「今までありがとう」の「ありがとう」かもしれないというほど最近感謝をされていなかった。久しぶりに人に感謝をされたのである。「私はここにいて良いのだ」「私にもできることはあるのだ」そう思わされた。

「ありがとう」それはちょっとした言葉かもしれないが時に(そのようなことはされたことはないがおそらく)数千RTされることよりも承認欲求を満たし、人に生きる希望をも与えるものである。
こんな素晴らしい言葉、使わない他はない。

さて、これをもって今回の記事を締めくくらせてもらうが最後に、僕に希望を与えてくれたとある女の子にありがとう。そして、これの記事を読んでくれた皆様にありがとう。